風疹の流行状況、麻疹風疹ワクチン接種のおすすめ - おのえクリニック<三島市本町>

>>コラム

・風疹の流行状況、麻疹風疹ワクチン接種のおすすめ

 

 2040代では他の年代よりも、風疹に対する抗体を持っていないまたは感染予防には不十分である低い抗体価である場合が多いようです(2011年度の国の調査によると、2040代の男性の15%、女性の4%では風疹抗体陰性であり、2040代の女性の11%は風疹抗体価が低いと報告されております。)

 

 

*妊娠中の若い女性

 抗体を持たない又は低い抗体価の妊娠中の女性が風疹にかかると、産まれてくる赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風疹症候群)が起こる可能性があります。

 妊娠中の女性は予防接種を受けられないため特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。

 

 

*妊娠の可能性がある女性、妊娠を希望される女性、また、その女性と接する機会の多い家族・友人

 風疹の抗体の有無の確認を行うことをお勧めします。また抗体を持たない又は抗体価が低い場合には麻疹風疹ワクチンの接種をお願いします。

 

 

 大人の方の麻疹風疹ワクチン接種は任意予防接種となってしまいますが、妊婦及び生まれてくる赤ちゃんを守る観点から、特に、以下のうち抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることを御検討ください。

 

 (1) 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族

 

 (2) 10代後半から40代の女性

  (特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)


 (3) 産褥早期の女性

 

 

 

麻疹風疹ワクチンについて 

 

 風疹の抗体価が低い人は、同時に麻疹の抗体価も比較的低い傾向が見られます。そのため、風疹の予防接種を受けられる場合は、麻疹対策の観点も考慮し、麻疹風疹混合ワクチンを接種が勧められております。

 


 当クリニックでは 風疹、麻疹の抗体価の確認及び、麻疹風疹ワクチン接種ともに可能です。ご予約制となっておりますので、お気軽にお問合せください。

 

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